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「命を守る」避難は、命に危険が生じる場合に行う行動ですが、これをすべきかどうかはハザードマップを見ることで想定をすることができます。 |
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ハザードマップの自宅周辺に「色」が付いておらず、さらに目視で周辺を観察しても「沈んだり」「崩れたり」する要素が全くなければ、避難は不要です。避難指示などが発令された場合であっても、命に危険が生じないのであれば自宅に留まれば良いと言うことになります。ただし停電・断水などが生じる恐れはあるため、備蓄品の準備などは必要です。 |
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図:PE共済会を中心に表示させた「重ねるハザードマップ」
ハザードマップを確認する際には、スマートフォン・パソコンですぐに見られる「重ねるハザードマップ」を活用するのも便利です。このWEBサイトについては前回のコラムでご紹介しておりますので、ご覧ください。
出典:重ねるハザードマップ(国土交通省)
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ハザードマップで自宅周辺に「色」が付いていたり、ハザードマップには載っていないが沈んだり崩れたりしやすい場所であることが分かっている場合は、災害発生時の自宅への影響をイメージします。マンションの上層階などに住んでおり、建物は浸水するものの自宅の部屋には影響が生じないという場合は、避難せず自宅に留まることができます。 |
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一方、自宅に留まると命に危険が生じそうだという場合には、前述の様な避難が必要です。「災害発生=即避難」ではありません。自宅に危険が及ばないのであれば、無理に避難をする方が危険に巻きこまれる恐れもありますので、ハザードマップを確認することで「屋外への避難が必要かどうか」を事前に確認することが重要なのです。 |
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図:ハザードマップによる方針判断フローチャート(作成:高荷智也) |
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